帝国主義、侵略戦争を批判した痛烈なブラックユーモア小説。
これはアウトレイジだな。 奪うし、犯すし、皆殺しだ、コノヤロー。 鬼が何したっかって? しるか、んなこと! ナメたこと言ってると、テメェも殺っちまうぞ、バカヤロー!
何回読んでも好き。
面白かった。
たいへん奥の深い物語になっている。読み手の立ち位置によりいろんな解釈ができる。いずれにせよ当時の社会情勢と無縁ではない気がする。作者の良心を感じます。
太宰治が「桃太郎だけは書けない」とお伽草子で書いていた様に思うが、敬愛する芥川が書いていたからだろうか。いかに、ユーモアのある作家かが解る。一読の価値あり。
読了(2022/03/30 05:47:46) クロスオーバー改変系昔話 お団子ひとつに命を賭ける物好きなんていない 八咫烏は現代にも桃の実を落としたかもしれない。 侵略戦争は怨恨の鎖。
蹴球でお馴染みの ( 八た鴉)が 突っついたので 太郎が落ちてきたとは しらなんだ。 仕事がいやで 退治にでた。 黍団子 日本一かは 判らない。 鬼の若者たちは 島の独立計画をたて 椰子の実の爆弾を 作り始めた。 黄泉の国からの 桃の巨樹の描写が 意表を突く。
昔話桃太郎と逆転の視点で書かれたストーリー展開が面白かった。 芥川流と言えようか… 人間の業にぐっと迫る一度は読むべき物語
なんか昔話通りじゃない展開ですね 当然ももたろが英雄よりも悪党みたいです
ちょっとちょっとみなさまワイルドすぎじゃないすか笑 芥川先生これは人間への警告ですかね…
日本人であればほぼ全ての年代が知っている昔話の桃太郎。 現代人への皮肉を込めて隙間を補完した物語。 話の大筋は全く変わっていないのに、桃太郎への評価が激変する。 やはり芥川竜之介はすごい作家である。
まさに子供に読ませたくない桃太郎ですね。最高です。 話のマクラはひたすら美しいのにあとは惨劇とでも言うべきか。芥川らしい作品だと思います。
一般的な桃太郎より面白かった。
とても面白かった こいつは鬼だ
こういうこと思う人って昔からいたのね
これだけ人間の汚さを読みやすく表した本は無いと思う。教育評論家に批判されること覚悟で絵本にして日本中の子ども達に読ませてあげたいです。これ、漫画家や児童作家募集したら誰か書いてくれるんじゃないかな。青空文庫児童書バージョンとかむりですかね?
子供に読ませたくない桃太郎としてはトップクラスですね!もちろん褒め言葉ですよ。 始まり方は美しいのにきび団子のやり取りあたりで不穏な空気を感じて、そこから一気にラストまで笑いながら読める。
これは当時進んでいた資本主義、帝国主義への批判だと感じた こうして一見面白いユニークな話の中で世の中への風刺を含ませる 流石だと思った
作者が違えば、作品もがらっと変わるところが面白い。