「あの時分」の感想
あの時分
あのじぶん

国木田独歩

分量:約18
書き出し:さて、明治の御代《みよ》もいや栄えて、あの時分はおもしろかったなどと、学校時代の事を語り合う事のできる紳士がたくさんできました。落ち合うごとに、いろいろの話が出ます。何度となく繰り返されます。繰り返しても繰り返しても飽くを知らぬのは、またこの懐旧談で、浮き世の波にもまれて、眉目《びもく》のどこかにか苦闘のあとを残すかたがたも、「あの時分」の話になると、われ知らず、青春の血潮が今ひとたびそのほおにの...
更新日: 2023/11/05
8eb05d040692さんの感想

学生時代の日々の思い出

更新日: 2022/04/09
19双之川喜41さんの感想

 独歩の青春時代の 下宿での話が中心となる思い出話である。 同宿の学生が 無断で オウムを 下宿に持ち込んで  後家である 家主から 叱責 され  やむなく オウムを 鳥籠から逃したところ  期待に反して オウムがまた 舞い戻ってきた話は 哄笑する。 雪の中 友達に誘われて毛布を頭からすっぽりかぶって教会に説教を聞きに行く場面は  独歩の 人生の 転機になったかもしれない重要な 描写であろうと感じた。

更新日: 2020/05/04
いちにいさんの感想

乱読の薦め、で最後終わっちゃった。