アル中または 依存症の集まりを 活写した正宗ホールでの とりとめのない話しである。 戦争ではなく 戦争の時のような心持ちに 皆がなって暮らす方法はないものか と言い放つ。そんなことを 言ったら駄目でしょうと思った。
自ら「号外」と名乗る加藤男爵。 号外とは世間の関心事を臨時で知らしめるためのものだ。 加藤男爵は果たして、それほど世間的に価値のある人物なのか? 新聞の二面記者のけしかけに、咄嗟に洒落て言ったつもりだろうが、思慮深い男とは思えない。 例外とか異端とか変人とか、卑下して自分は他人、世間一般とは違うという意味で「号外」と名乗ったらしいが、号外に失礼である。号外は定期刊行物よりも上級な品格者なのだ。