「鼠小僧次郎吉」の感想
鼠小僧次郎吉
ねずみこぞうじろきち
初出:「中央公論」1920(大正9)年1月

芥川竜之介

分量:約35
書き出し:一或初秋の日暮であつた。汐留《しほどめ》の船宿、伊豆屋の表二階には、遊び人らしい二人の男が、さつきから差し向ひで、頻《しきり》に献酬《けんしう》を重ねてゐた。一人は色の浅黒い、小肥りに肥つた男で、形《かた》の如く結城《ゆふき》の単衣物《ひとへもの》に、八反の平ぐけを締めたのが、上に羽織つた古渡《こわた》り唐桟《たうざん》の半天と一しよに、その苦みばしつた男ぶりを、一層いなせに見せてゐる趣があつた。...
更新日: 2023/09/03
ba5194e78df6さんの感想

奥が深い。良くできた人物像

更新日: 2022/02/23
19双之川喜41さんの感想

 芥川が  江戸物を 手掛けると  こうなると言う 見本みたいなものである。 同じ悪党でも  大物だとちやほやされる というようなことが  面白可笑しく書いてあり  心理描写や 風景の描写に  冴えを見せると感じた。

更新日: 2015/12/19
f160d505b5c1さんの感想

ラスト一行に痺れた!! 本文は長いプロローグに違いない。 思わず続きは!?と探してしまった。