「尼提」の感想
尼提
にだい

芥川竜之介

分量:約7
書き出し:舎衛城《しゃえいじょう》は人口の多い都である。が、城の面積は人口の多い割に広くはない。従ってまた厠溷《しこん》も多くはない。城中の人々はそのためにたいていはわざわざ城外へ出、大小便をすることに定《き》めている。ただ波羅門《ばらもん》や刹帝利《せっていり》だけは便器の中に用を足し、特に足を労することをしない。しかしこの便器の中の糞尿《ふんにょう》もどうにか始末《しまつ》をつけなければならぬ。その始末...
更新日: 2020/11/29
19双之川喜41さんの感想

 尼提は 説明を はばかるような これ以上は 下のない 賤職(せんしょく)を 渡世とする。 何があったか 描かれてないけど 仏弟子となる。 「どの道を曲がっても必ずその先においでになった如来」と言う。