太宰の弟子かくの 彼の作品は 「所々澄んで美しかったけれども、全体がよろよろして、どうもいけなかった。背骨を忘れている小説だった。」と 評し 彼の 病死を 悼み 散華とする。もう一人の 年少の友は 南海の孤島で 文字通り 玉砕した。何気なく 書かれたよう 見せかけ 実は 大きな 企みを 秘めた 文章と 想った。
友人からの手紙に感銘を受けた太宰治が書いた小説。 詩人として認められるように変わっていった友人の手紙に見える成長は、生き様のなせる業か。 私の小説には玉砕は美しすぎるから散華にした。でも友人には玉砕というのが好き。
私は何のために死ねばいいんだろう