「日光小品」の感想
日光小品
にっこうしょうひん

芥川竜之介

分量:約11
書き出し:大谷川馬返しをすぎて少し行くと大谷川の見える所へ出た。落葉に埋もれた石の上に腰をおろして川を見る。川はずうっと下の谷底を流れているので幅がやっと五、六尺に見える。川をはさんだ山は紅葉と黄葉とにすきまなくおおわれて、その間をほとんど純粋に近い藍色《あいいろ》の水が白い泡《あわ》を噴《ふ》いて流れてゆく。そうしてその紅葉と黄葉との間をもれてくる光がなんとも言えない暖かさをもらして、見上げると山は私の頭...
更新日: 2019/11/07
19双之川喜41さんの感想

 感傷旅行のようにも見えるけど クロポトキンなどの 的確な文章が おのずから 想起されるのは凄い。 画家か 文章家か 馴染みのない人に ふれられたりで あせる。