「科学者と芸術家」の感想
科学者と芸術家
かがくしゃとげいじゅつか
初出:「科学と文芸」1916(大正5)年1月

寺田寅彦

分量:約17
書き出し:芸術家にして科学を理解し愛好する人も無いではない。また科学者で芸術を鑑賞し享楽する者もずいぶんある。しかし芸術家の中には科学に対して無頓着《むとんちゃく》であるか、あるいは場合によっては一種の反感をいだくものさえあるように見える。また多くの科学者の中には芸術に対して冷淡であるか、あるいはむしろ嫌忌《けんき》の念をいだいているかのように見える人もある。場合によっては芸術を愛する事が科学者としての堕落...
更新日: 2023/10/23
ひとりのにんげんさんの感想

面白かった。科学者と芸術家の共通点と相違点について、卓越した分析力と表現力で綴った良書である。

更新日: 2019/10/29
19双之川喜41さんの感想

 寅彦の師である漱石は 題名の両者は 職業と嗜好が 完全に一致するてんで 共通するというようなことを 述べている。 百年前に 指摘している慧眼に 驚く。

更新日: 2017/08/05
e4b196dae95dさんの感想

寺田虎彦はかっこよささえある