「運動会の風景」の感想
運動会の風景
うんどうかいのふうけい

葉山嘉樹

分量:約5
書き出し:上あくまでも蒼く晴れ上つた空であり、渓谷には微風さへもない。表で遊んでゐる子等が「春が来た、春が来た」と唄ひ出した。十一月三日の明治節の国民運動会の日である。木曾川は底まで澄みきつて、両岸の紅葉を映してゐる。私が此夏、鮎釣りに泳ぎ渡つた際、大きな蟻に臍を食ひつかれて愕いた、竜宮岩も紅葉の間に浮んで、静もりかへつてゐる。竜宮岩といふのは、木曾川の中流に、島を為して残つてゐる一大岩塊で、高山の様子があ...
更新日: 2016/06/29
YELLOWテントマンさんの感想

正に題名の通りの話。地域対抗で老若男女が盛り上がっている様子がのどかに感じられる。のんびりした時代だったのだろう。今となっては大変うらやましい。

更新日: 2016/06/25
ffb5e32e034eさんの感想

明治節というのは11月3日か。古き好き時代の運動会。

更新日: 2016/06/25
夏の霜さんの感想

肥え桶運びとか縄ない競争とか、農村ならではの運動会で面白そう。

更新日: 2015/11/22
a5ac6a3c331fさんの感想

爽快感と躍動感を感じる。 昭和30年代までは 町内運動会は数少ない 大イベントの一つだったことを 思い出します。