「長崎」の感想
長崎
ながさき
初出:「婦女界」1922(大正11)年6月
芥川竜之介
分量:約1分
書き出し:
菱形の凧《たこ》。サント・モンタニの空に揚つた凧。うらうらと幾つも漂つた凧。路ばたに商ふ夏蜜柑やバナナ。敷石の日ざしに火照《ほて》るけはひ。町一ぱいに飛ぶ燕。丸山の廓の見返り柳。運河には石の眼鏡橋。橋には往来の麦稈帽子。——忽《たちま》ち泳いで来る家鴨《あひる》の一むれ。白白と日に照つた家鴨の一むれ。南京寺の石段の蜥蜴《とかげ》。中華民国の旗。煙を揚げる英吉利《イギリス》の船。『港をよろふ山の若葉...
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更新日: 2024/04/08
d_AIRainさんの感想
長崎好きとしては長崎の風景が凝縮されていてとても良いです
更新日: 2022/12/09
b0d4e739311bさんの感想
ただのスケッチのつもりなのかもしれないが、すばらしい詩になっている
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