伴天連の話を読んだり聴いたりする度毎に日本人の信じやすく騙されやすい国民性が悲しくなる。また、人が火炙りにされるのを見物したがった庶民の愚かさに悲しくなった。
おぎんは 養父母と三人で 火炙りの刑の薪のうえで 転びバテレンとなる。 亡くなった実の父母のいる 地獄で 再会するためである。 大衆娯楽でもあった処刑が 急きょとりやめになったので見物人は 大いに 落胆したという。
とても好きな短編。 善悪とは何かを考えさせられる。
見事。日本にイエズスが根着かない由縁を書いている。
アニメ 文豪ストレイドッグスに、銀、という登場人物が出てくるのが気になり、おぎんを読みました。 現代を生きる私は、生きることが何よりも大切だと考えているので、おぎんの選択は当たり前と考えますが、当時は違ったんでしようね。 難しいかもしれませんが、おぎんと養父母には、幸せに生きてほしい。 昔の言葉遣いで難しかったですが、芥川龍之介さんの作品は短編が多くて、読みやすくて好きです!!