「人魚の祠」の感想
人魚の祠
にんぎょのほこら

泉鏡花

分量:約45
書き出し:一「いまの、あの婦人《ふじん》が抱《だ》いて居《ゐ》た嬰兒《あかんぼ》ですが、鯉《こひ》か、鼈《すつぽん》ででも有《あ》りさうでならないんですがね。」「…………」私《わたし》は、默《だま》つて工學士《こうがくし》の其《そ》の顏《かほ》を視《み》た。「まさかとは思《おも》ひますが。」赤坂《あかさか》の見附《みつけ》に近《ちか》い、唯《と》ある珈琲店《コオヒイてん》の端近《はしぢか》な卓子《テエブル》...
更新日: 2019/11/09
19双之川喜41さんの感想

 恐ろしく蚤嫌いの 華族の娘を娶った  豪農の男が  妻に蚤を寄せ付けないために  棕櫚(しゅろ)を身にまとい  自ら身を呈して 蚤集めを買って出たら 一夜にして 狂死したと言いう  怪しい  おどろおどろしい  全身 が痒くなるような 話 ではあると感じた。