「人相見」の感想
人相見
にんそうみ

内田魯庵

分量:約7
書き出し:占ひ、人相、方角、気にしだしたら際限が無い。朝から晩まで易者、人相、方位家と駈けずり廻つても追付かない。が、中には道楽で、何にも見て貰う事も無いのにソコラ中へ冷かしに行くものがある。私の亡夫なぞは道楽の方で、能く出掛けては見て貰つたが、誰のは筮竹の揉み方が勿体振つてるとか、算木の置き方が巧者だとか、そんな事ばかり云つて、肝腎占なつて貰つた事はケロリと忘れて念頭に無かつた。其頃(明治の初年)は芝の石...
更新日: 2025/06/21
65c8aadc88adさんの感想

双之川喜1941  坪内逍遥と 内田魯庵と 戸川残花と 三人で 連れ立って 数寄屋橋教会の 近くの 板木師の 親方で 観相家も 兼ねている 宅を 訪れた。逍遥は 畏まって 拝聴 していた。残花は へらへら 聞いていると 相者は 腹を 立てて あなたは どこそこに ホクロが あると 看破したので タジタジとなった。内田は 秘めていた 外遊 計画を 当てられたので 驚いたという。出て来る 人物が 有名人 なので たまげた。