「温情の裕かな夏目さん」の感想
温情の裕かな夏目さん
おんじょうのゆたかななつめさん
初出:「新小説 文豪夏目漱石号」1917(大正6)年1月号

内田魯庵

分量:約8
書き出し:夏目さんとは最近は会う機会がなかった。その作も殆んど読まない。人の評判によると夏目さんの作は一年ましに上手になって行くというが、私は何故だかそうは思わない、といって私は近年は全然読まないのだから批評する資格は勿論ないのである。新聞記事などに拠って見ると、夏目さんは自分の気に食わぬ人には玄関払いをしたりまた会っても用件がすめば「もう用がすんだから帰り給え」ぐらいにいうような人らしく出ているが、私は決...
更新日: 2019/10/26
19双之川喜41さんの感想

 漱石は ユーモアのある話しは好きだけど 駄洒落は好まなかったという。 さもありなんと 感じた。 また 作品では 魯庵は 文鳥が好きとか 同感なので 意を強くした。