「麻雀殺人事件」の感想
麻雀殺人事件
マージャンさつじんじけん
初出:「新青年」博文館、1931(昭和6)年5月号

海野十三

分量:約46
書き出し:1それは、目下《もっか》売出《うりだ》しの青年探偵、帆村荘六《ほむらそうろく》にとって、諦《あきら》めようとしても、どうにも諦められない彼一生の大醜態《だいしゅうたい》だった。帆村探偵ともあろうものが、ヒョイと立って手を伸ばせば届くような間近《まじ》かに、何時間も坐っていた殺人犯人をノメノメと逮捕し損《そこな》ったのだった。いや、それどころではない、帆村探偵は、直ぐ鼻の先で演じられていた殺人事件に...
更新日: 2016/09/26
めがめがねさんの感想

いやはや、日本SFの親たる海野がこんな通俗的作品をかいてるとは、全く知りませんでした。当然(失礼)まったくうまくないのですが、極めつけが〈ちょっと重大視した〉。なんですかこれは。現代と比べても携帯小説のような文章力に辟易して、話が途中から入ってこなかった。

更新日: 2016/08/16
YELLOWテントマンさんの感想

探偵小説です。殺人の方法は奇抜であったが、犯人を特定する段階は、いまいちだった。殺人の方法が、早い段階で明らかになってしまい、大どんでん返しが無かった。他の作品に期待です。