「三角形の恐怖」の感想
三角形の恐怖
さんかくけいのきょうふ
初出:「無線電話」1927(昭和2)年4月号

海野十三

分量:約32
書き出し:それじゃ今日は例の話をいよいよすることにしますかな。罪ほろぼしにもなりますからね。そうです。罪ほろぼしです。私の若い時のね。いや艶っぽいことなんか身に覚えはありませんから、アテられるなんて事はありませんよ。それは罪は罪だと思いますよ、今でもね。そうです、もう二十年も昔になりましょうか。先帝陛下が御崩御になって中野《なかの》の先の浅川《あさかわ》に御陵《ごりょう》が出来た頃の話なんですよ。その当時私...
更新日: 2017/06/14
79bf9fb02b1aさんの感想

いつの世も、不幸な私達は、こうして他人に人生を狂わせられる。 主人公の「わたし」はキット地獄の炎で焼かれればいい。この世で裁かれなくても。 世の中のイジメを意識せずに誰かをイジメている「あなた」への物語だな。 巡り巡る私への警告かもしれない。 ココロの中でくすぶる罪の火種が、やがて地獄の煉獄と、許されるのか?

更新日: 2015/09/24
Mr_noiseさんの感想

主人公のちょっとしたいたずら心と三角形という発想が面白く、にやけながら読んでしまった。△△△△