「柿色の紙風船」の感想
柿色の紙風船
かきいろのかみふうせん
初出:「新青年」1934(昭和9)年2月号

海野十三

分量:約40
書き出し:「おや、ここに寝ていた患者さんは?」と林檎《りんご》のように血色《けっしょく》のいい看護婦が叫んだ。彼女の突《つ》っ立《た》っている前には、一つの空ッぽの寝台《ベッド》があった。「ねえ、あんた。知らない?」彼女は、手近《てぢか》に居た青《あお》ン膨《ぶく》れの看護婦に訊《き》いた。「あーら、あたし知らないわよ」といって編物の手を停めると、グシャグシャにシーツの乱《みだ》れているその寝台の上を見た。...
更新日: 2025/09/16
8eb05d040692さんの感想

やたらと◯門が出て来る