大阪圭吉
テレビの2時間サスペンス・ドラマの台本を読むがごとき感覚で読了出来る推理小説です。題名からも察せられる通り、海が舞台となります。小型帆船に見識のある方、英国の海洋サスペンス小説に興味のある方などは、より楽しめる作品かと思います。
フェアな本格ミステリを指向している点は非常に面白く読めた。しかし、ダミーの解決を退ける理由が「そんなに都合よく条件ピッタリの人物が犯人であるハズがない」とゆーのはいかがなものかと・・・