「寒の夜晴れ」の感想
寒の夜晴れ
かんのよばれ
初出:「新青年」1936(昭和11)年12月号

大阪圭吉

分量:約35
書き出し:また雪の季節がやって来た。雪というと、すぐに私は、可哀そうな浅見三四郎《あさみさんしろう》のことを思い出す。その頃私は、ずっと北の国の或る町の——仮にH市と呼んでおこう——そのH市の県立女学校で、平凡な国語の教師を勤めていた。浅見三四郎というのは、同じ女学校の英語の教師で、その頃の私の一番親しい友人でもあった。三四郎の実家は、東京にあった。かなり裕福な商家であったが、次男坊で肌合の変っていた三四郎...
更新日: 2019/11/06
19双之川喜41さんの感想

 雪は  足跡を消し去る  消しゴムみたいな 物で 詩味が溢れる 雪の描写が続き  筋立ては  凝りに凝っている けど 一部を除いては 良くできた  謎解き物と思う。

更新日: 2016/11/15
ca4b4bc0a1c8さんの感想

消えた足跡の謎としては割りと良くできていて面白いな。ミステリとは言え子供が犠牲になってしまうのはあまり好みではないな~。