「星」の感想
ほし

岡本かの子

分量:約7
書き出し:晴れた秋の夜は星の瞬きが、いつもより、ずつとヴイヴイツトである。殊に月の無い夜は星の光が一層燦然として美しい。それ等の星々をぢつと凝視してゐると、光の強い大きな星は段々とこちらに向つて動いて来るやうな気がして怖いやうだ。事実太洋を航海してゐるとき闇夜の海上の彼方から一点の光がこちらに向つて近づいて来る。何であらうと一心にそれを見守つてゐると、突然その光の下に黒々とした山のやうな巨船の姿を見出してび...
更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 かの子は むしろ 星に救いを求めたような 感じを受ける。 星座の変遷は 昔のロマンチックなもの 動物を表したもの 軽気球▫望遠鏡などの機械を表したものと変わってくるとか。 エジプトの ピラミッドの上空の 星の群れを見ながら 自宅の設計図を 星空に移したと言う 話は面白いと思った。