「半七捕物帳」の感想
半七捕物帳
はんしちとりものちょう

01 お文の魂

01 おふみのたましい

岡本綺堂

分量:約43
書き出し:一わたしの叔父は江戸の末期に生まれたので、その時代に最も多く行なわれた化け物屋敷の不入《いらず》の間や、嫉《ねた》み深い女の生霊《いきりょう》や、執念深い男の死霊や、そうしたたぐいの陰惨な幽怪な伝説をたくさんに知っていた。しかも叔父は「武士たるものが妖怪《ようかい》などを信ずべきものでない」という武士的教育の感化から、一切これを否認しようと努めていたらしい。その気風は明治以後になっても失《う》せな...
更新日: 2025/02/05
65c8aadc88adさんの感想

雙奇  幽霊の 度重なる 出現に おののく 母と 娘の 恐怖の 原因を探し 出し 何とか 解決に 導く 半七老人の 頭脳の 冴えを 見せてくれる。この 連続ものは 読み出すと 制御が 利かなくなるので たまにしか 読まないことに 決めている。ホームズよりも 空気感が 重厚と 感じた。

更新日: 2024/09/13
8eb05d040692さんの感想

面白かったです

更新日: 2022/04/17
65b7e3c84d9bさんの感想

ドラマ半七捕物帖のうたい文句に「江戸のシャーロック・ホームズ」とあるのを「そんな無理矢理な」と笑っていましたが、実際に「彼は江戸時代に於ける隠れたシャアロック・ホームズであった」という一文がありました。由緒正しいうたい文句だったのね。 この第一作に限ったことではないですが、消えゆく江戸情緒に対する惜しみない愛情がうかがえる情景描写がかなり気に入りました。

更新日: 2020/11/08
19双之川喜41さんの感想

 ホームズと 通訳無しでも 話せる 語学堪能の作者は 我が国にもと 意気込んで 執筆し始めた。 半七は 地味な存在なので あまり知れていないけど 味わい深い。 味読よし。速読よしと感じた。

更新日: 2016/01/06
奥津棄戸明さんの感想

凄いね。これは