読みやすく、長いですがすんなりと読めました。 怪談話ですが、怖いと言うより不気味な話、不思議なです。 面白かったです。
十三人の人が怪談の会で、自分の見聞した怪異譚を話すという設定の話だけど、それぞれが物凄く恐いという訳でなく、ほんのり不気味な話が数多くあり、517ページという項数を感じさせずに読了できた。
平成15年の盆の15日にこの「青蛙堂鬼談」を読みました。古い話なのでおどろおどろしいものかと思っていましたがさにあらず、読後感も清々しく「爽やかな怪談」とでも呼べるものでした。こうした話は、日本各地に存在します。そうした日本の良き伝統が最近では失われていくようで残念です。