「黒死館殺人事件」の感想
黒死館殺人事件
こくしかんさつじんじけん
初出:「新青年」博文館、1934(昭和9)年4月号~12月号

小栗虫太郎

分量:約836
書き出し:序篇降矢木一族釈義聖《セント》アレキセイ寺院の殺人事件に法水《のりみず》が解決を公表しなかったので、そろそろ迷宮入りの噂《うわさ》が立ちはじめた十日目のこと、その日から捜査関係の主脳部は、ラザレフ殺害者の追求を放棄しなければならなくなった。と云うのは、四百年の昔から纏綿《てんめん》としていて、臼杵耶蘇会神学林《うすきジェスイットセミナリオ》以来の神聖家族と云われる降矢木《ふりやぎ》の館に、突如真黒...
更新日: 2020/11/08
19双之川喜41さんの感想

 読み手自身を 無理やり 探偵に仕立てあげられると 当惑する。 そんな能力はないので 頼まれもしないのに しがない読み手をしているわけで 丸投げの 下請けは 困りますね。 奇策を 弄するから 奇書というのかなと感じた。

更新日: 2018/08/11
2dc5dd04cfa6さんの感想

感想って言われても…。嫌いではないけど、好きにはなれない世界観に振り回されたい人向きかな。

更新日: 2018/04/12
gnosaさんの感想

幾重にもレトリックを用いたトリック。そのすべてを理解できる人はいまい。 簡単に言ってしまえば、訳わからん。

更新日: 2016/12/02
f428b42452a5さんの感想

これを好きな作品にあげる人とは趣味が合わない。 歩み寄る気もしない。

更新日: 2016/04/20
ぺそぎんべーたさんの感想

この作品から読むと戸惑うと思うのでまずは後光殺人事件などから読んでみてください(・∀・)ゞ 基本的な読解力があり普段から日々本を読む人向けの作品です。 奇書ではなく『名探偵がいる純然足るミステリー』です。

更新日: 2016/04/02
藤ふじのさんの感想

日本三大奇書と呼ばれる本の一つ、と呼ばれるにふさわしい本だと納得が行きました。 たった二行で意味不明…という触れ込みも、本当です。 二行だけしか読んでないのに、すっかり物語から置いてけ堀。 まず、情景が想像しづらい。 物が想像しづらい。 人が想像しづらい。 なにがなんだか、わからない (苦笑)