――たまの問題――
折口信夫
短い作品ですが、興味深い内容でした。和歌の解釈において、その時代の文化、宗教観、主義信条を考慮して読解することが必要であることは、理解しているつもりでした。しかし、今作品に触れて、自分の理解が浅いものだと感じました。とかく、合理的に考えて、解釈したくなるものですが、作品の時代背景を読み解くことを念頭に、今後はに触れていきたいと思います。
学術研究書かも。もっと分かりやすく書いてほしいな。
“玉”は“霊”。玉を見る目がかわりそうです。万葉の歌の解説などあり、とても面白かったです。