「万葉集に現れた古代信仰」の感想
万葉集に現れた古代信仰
まんようしゅうにあらわれたこだいしんこう

――たまの問題――

――たまのもんだい――

折口信夫

分量:約15
書き出し:万葉集に現れた古代信仰といふ題ですが、問題が広過ぎて、とりとめもない話になりさうです。それで極めて狭く限つて、只今はたまに関して話してみます。玉といへば、光りかゞやく美しい装飾具としての、鉱石の類をお考へになるでせう。又、万葉集で「玉何」と修飾の言葉としてついてゐるのは、その美しさを讚美した言葉だ、とお考へになるでせうが、多くの場合、それは昔からの学者の間違ひの伝承です。我々が、神道の認識を改めね...
更新日: 2023/11/04
ハルチロさんの感想

短い作品ですが、興味深い内容でした。和歌の解釈において、その時代の文化、宗教観、主義信条を考慮して読解することが必要であることは、理解しているつもりでした。しかし、今作品に触れて、自分の理解が浅いものだと感じました。とかく、合理的に考えて、解釈したくなるものですが、作品の時代背景を読み解くことを念頭に、今後はに触れていきたいと思います。

更新日: 2021/04/06
b53e79cfe52cさんの感想

学術研究書かも。もっと分かりやすく書いてほしいな。

更新日: 2017/03/25
ayameさんの感想

“玉”は“霊”。玉を見る目がかわりそうです。万葉の歌の解説などあり、とても面白かったです。