菊池寛
美奈子さんがどこまでも優しくて清らかなのに不憫すぎて辛い。
大正時代に 早くも 婦人の地位の独立 尊重を 作品のなかで 強調している。 先見性の鋭いことがわかる。 文藝春秋社 文藝家協会 芥川▫直木賞の設立に携わったことが さもありなんと 窺われる。 長編だが 一読の価値はあると感じた。