「竜」の感想
竜
りゅう
初出:「中央公論」1919(大正8)年5月
芥川竜之介
分量:約28分
書き出し:
一宇治《うじ》の大納言隆国《だいなごんたかくに》「やれ、やれ、昼寝の夢が覚めて見れば、今日はまた一段と暑いようじゃ。あの松《まつ》ヶ枝《え》の藤《ふじ》の花さえ、ゆさりとさせるほどの風も吹かぬ。いつもは涼しゅう聞える泉の音も、どうやら油蝉の声にまぎれて、反《かえ》って暑苦しゅうなってしもうた。どれ、また童部《わらんべ》たちに煽《あお》いででも貰おうか。「何、往来のものどもが集った?ではそちらへ参る...
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更新日: 2022/02/15
19双之川喜41さんの感想
流(竜)言飛語ではなく 本当に 竜が出てきたので 思惑が かさなって どう受け止めたら良いのか 各自 戸惑う心理描写が巧みである。 次作の 予告みたいなことも 言っている。
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