尊敬できる親友が居るというのはなんと有難いことか、その人を喪うことはどんなに辛いことか、飾り気のない文章から悲しくもしみじみと伝わってくる。
芥川は 菊池の現世的な生活力を 頼りにしていたという。 芥川の 自死の周辺▫背景について その生活力をも 駆使して弁明する。 菊地は 一端の責任を感じていたと 思った。
最期のすれ違いが切ない… 瓢亭での眼差しがきっとずっと菊地を苛んだのではないだろうか…僅かでも話が出来ていれば、と…
北村薫さんがこの二人の関係を小説にしてたのを思い出した。最後に会えなかったというのは悲しいです
互いを思いあっている。さいごのすれ違いが切ない。 もう語ることのできない友への思いが、真摯に伝わってくる。
菊池寛の芥川の事どもは、芥川の死について語っているが、どうやら芥川は博学広才であるが、人に気を使う性癖であった。菊池寛と芥川龍之介とは親交が深かったが、月に会う頻度が意外に少ない。京都と東京という距離感なのか、二人の正反対の性格なのか?
よみやすかった。 故人への想いが しみじみと伝わってきました。 相反する性格の人どおしが 引かれ合うものだと よくわかります。
近代日本文芸読本の件は、どの作家のことなのだろう。