占いで将来起こるであろう事象を予言するのは無理だろう。手相を見ながら会話をして、そこから得た情報を分析することで性格的なものを言い当てることは出来るのだろう。
筆者の言うとおり手相は当たるのでしょうか。こう云う話には結論は出ないでしょうね。筆者の場合は当たったとは言えますけど。まあ、本に書かなくていい話と思います。
占いを信じますか? 確かに、手相の方が人に付いてまわった独自性がある。指紋のようなもので運命を感じる。昨日今日明日で占いの結果は不変である。易はそうはいかぬ。1時間前と今と1時間後でも結果は異なるだろう。大吉がでるまで、おみくじを引くこともできる。 性格を変えることは表面的には不可能ではないが、手相を変えることは整形手術でも無理ではなかろうか? どちらを信じるか、と言われれば、やはり手相に軍配が上がる。
菊池寛の易と手相は、菊池寛にとって手相は、よく当たるが、易はサイコロを振るような筮竹で占うので、偶然の要素が大きい。人の体に付いている手相は、信用できる。現に自分の場合はよく当たった。では人相はというと、これは人をバカにしている。相手にしない。
最後の結びが面白かった 芥川さんは占いを見てもらわないんだなあ……人付き合いが悪いというか、作家同士の親交も気になりますね