「私の日常道徳」の感想
私の日常道徳
わたしのにちじょうどうとく

菊池寛

分量:約3
書き出し:一、私は自分より富んでいる人からは、何でも欣《よろこ》んで貰うことにしてある。何の遠慮もなしに、御馳走にもなる。総じて私は人から物を呉れるとき遠慮はしない。お互に、人に物をやったり快く貰ったりすることは人生を明るくするからだ。貰うものは快く貰い、やる物は快くやりたい。一、他人に御馳走になるときは出来るだけ沢山喰べる。そんなとき、まずいものをおいしいと言う必要はないが、おいしいものは明らかに口に出し...
更新日: 2022/10/29
鍋焼きうどんさんの感想

泰然自若として拘らず。問題はこの精神をずっと維持できるかどうか。にんげんだもの、そう簡単ではない。

更新日: 2018/08/18
いちにいさんの感想

白黒ハッキリとした方が良いだろう。 支払いは金のある方がする、というのは気に入った!よくサラリーマンの世界では金の無い平社員が支払うのが慣例で、上司は「領収書を貰っとけ。」と高圧的なセリフをはく。本来は逆だ。駄目な作品には酷評を必ずするが、少し良い作品は誇張して誉めることもある、とは愛情と優しさを感じる。約束は守るが、原稿の締切はその限りではない。というのが、ユーモアがあって面白い。菊池寛の文章は読みやすい。

更新日: 2017/10/23
芦屋のまーちゃんさんの感想

自分より金持である者へは遠慮はしない。もらうものはもらうし、おごってもらえばおごってもらう。お世辞もいわない。ただ、ケチではない。戻ってこないとわかっても金を貸すときもある。悪くないネ!