「神州纐纈城」の感想
神州纐纈城
しんしゅうこうけつじょう
国枝史郎
分量:約511分
書き出し:
第一回一土屋庄三郎は邸を出てブラブラ条坊《まち》を彷徨《さまよ》った。高坂《こうさか》邸、馬場邸、真田《さなだ》邸の前を通り、鍛冶《かじ》小路の方へ歩いて行く。時は朧《おぼ》ろの春の夜でもう時刻が遅かったので邸々は寂しかったが、「春の夜の艶《なまめ》かしさ、そこはかとなく匂ひこぼれ、人気《ひとけ》なけれど賑かに思はれ」で、陰気のところなどは少しもない。「花を見るにはどっちがよかろう、伝奏《てんそう...
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更新日: 2022/04/13
阿波のケンさんさんの感想
時は戦国時代富士の裾野に纐纈城と宗教集団があった。それらを中心に大スペクタクル時代劇が繰り広げられる。この長編にして未完とは…。昔の東映時代劇を彷彿とさせる物語だ。
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