独歩は 作画を好んだようで 好敵手が 身近におり コロンブスの肖像画では 負けたような 気になった。 親友となり 画題探勝を 共にしたりして 過ごしていたけど 友は早死にしてしまう。 文才と 画才は 関係があるのかもしれないと感じた。
吉田秋生の『ジュリエットの海』、フランソワ・オゾンの『summer of 85』を思い出す友情の物語。 個人的な話で恐縮だが私も友人の画に嫉妬したことがあるので幾らか思い入れしてしまう。
写生する対象はやがて自分のものになっていく 緑の揺れる世界で、享受しきれない光を浴びて、想いは溢れる
国木田作品をはじめて読むなら絶対これ! 筋は分かりやすく、キャラは魅力的ですぐ物語に入り込めます。加えて国木田作品は風景描写が本当に美しいので、絵という題材ととても相性がいいです。