幸田露伴
真似のできない苦学の末に 人よりだいぶ遅れて大学生となった男が あまりの刻苦勉励の為 神経衰弱となってしまったので 山奥の寺に 療養を兼ねてこもる。 嵐の夜にそこで見た繪をきっかけに 男は志をすてる。