「観画談」の感想
観画談
かんがだん

幸田露伴

分量:約51
書き出し:ずっと前の事であるが、或《ある》人から気味合《きみあい》の妙《みょう》な談《はなし》を聞いたことがある。そしてその話を今だに忘れていないが、人名や地名は今は既に林間《りんかん》の焚火《たきび》の煙のように、何処《どこ》か知らぬところに逸《いっ》し去っている。話をしてくれた人の友達に某甲《なにがし》という男があった。その男は極めて普通人|型《がた》の出来の好い方《ほう》で、晩学ではあったが大学も二年...
更新日: 2019/11/06
19双之川喜41さんの感想

 真似のできない苦学の末に 人よりだいぶ遅れて大学生となった男が  あまりの刻苦勉励の為 神経衰弱となってしまったので 山奥の寺に 療養を兼ねてこもる。 嵐の夜にそこで見た繪をきっかけに 男は志をすてる。