「蘆声」の感想
蘆声
ろせい

幸田露伴

分量:約31
書き出し:今を距《さ》ること三十余年も前の事であった。今において回顧すれば、その頃の自分は十二分の幸福というほどではなくとも、少くも安康《あんこう》の生活に浸《ひた》って、朝夕《ちょうせき》を心にかかる雲もなくすがすがしく送っていたのであった。心身|共《とも》に生気に充ちていたのであったから、毎日※※の朝を、まだ薄靄《うすもや》が村の田の面《も》や畔《くろ》の樹《き》の梢《こずえ》を籠《こ》めているほどの夙...
更新日: 2019/11/01
19双之川喜41さんの感想

 釣果を 露伴は 初めてあった少年に 渡してしまう。 継母と うまくいってない 憂いにみちた少年の表情の描写が 巧みであると感じた。