「闘争」の感想
闘争
とうそう
初出:「新青年」1929(昭和4)年5月号

小酒井不木

分量:約49
書き出し:K君。親切な御見舞の手紙うれしく拝見した。僕は全く途方に暮れてしまった。御葬式やら何やら彼《か》やらで、随分|忙《せわ》しかったが、やっと二三日手がすいて、がっかりした気持になって居るところへ君の手紙を受取り、涙ぐましいような感激を覚えた。君の言うとおり、毛利先生を失ったわが法医学教室は闇だ。のみならず、毛利先生を失ったT大学は、げっそり寂しくなった。更に、また毛利先生を失った日本の学界は急に心細...
更新日: 2022/06/07
阿波のケンさんさんの感想

非常に錬られた推理小説だが肝心の115Pにある一度止めた文字をまた書いた様な文字というのが印刷本では分かりようがない。