「紀行文家の群れ」の感想
紀行文家の群れ
きこうぶんかのむれ

――田山花袋氏――

たやまかたいし

小島烏水

分量:約11
書き出し:明治文壇には、紀行文家と称せられる一群の顔ぶれがあった。根岸派では、饗庭篁村が先達で、八文字舎風の軽妙洒脱な紀行文を書き『東京朝日』の続きものとして明日を楽しませた。幸田露伴にも『枕頭山水』の名作があり、キビキビした筆致で、自然でも、人間でも、片っぱしからきめつけるような犀利《さいり》な文章を書いている。しかしこのご両人は、あまりに老大家であって、「一群」からは、かけ離れていた。一群の人たちは、遅...
更新日: 2025/01/05
65c8aadc88adさんの感想

皮鬼 当時は 紀行というと 未踏の地に わけいる感じがあり 鉄道軌道も 整備されていないので 脚力に任せて 踏み込む感が 普通だったことを この文章で 知った。語感一つにしても 聞いてみて はじめてわかったような 気もした。04:45