「白」の感想
しろ
初出:「女性改造」1923(大正12)年8月

芥川竜之介

分量:約22
書き出し:一ある春の午《ひる》過ぎです。白《しろ》と云う犬は土を嗅《か》ぎ嗅ぎ、静かな往来を歩いていました。狭い往来の両側にはずっと芽をふいた生垣《いけがき》が続き、そのまた生垣の間《あいだ》にはちらほら桜なども咲いています。白は生垣に沿いながら、ふとある横町《よこちょう》へ曲りました。が、そちらへ曲ったと思うと、さもびっくりしたように、突然立ち止ってしまいました。それも無理はありません。その横町の七八間先...
更新日: 2024/05/14
8839f515dc2eさんの感想

あるきっかけで、世間や他人の為に命をかけれるようになった臆病者を犬の目線で描いた爽やかな童話で色々考えてさせられました。

更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 仲間の 黒犬が 犬殺しに捕まるのを 臆病風にふかれて 見捨ててしまった白犬は なぜか からだが変色して 黒犬になってしまう。 鬱々悶々の日々が始まる。 結構 愉快で 時に 吹き出す。

更新日: 2019/07/07
7aabc8842c00さんの感想

黒を助ける勇気が出せず、見殺しにしてしまった白。 しかし、それを償う善行を命懸けで行い、最後にまた飼い主の姉弟の元に帰ることを赦されましたが、感動的な最後でした。