漢那浪笛
さびしげな感じ。わからないでもない。
言いたいことはわかりますが、浸れないです。 誰かがポイ捨てしたんでしょう。 消えたように見えて火事にでもなったらどうするんだろうと思いました。 自分が見つけたらどうするだろうかとも思いました。拾うのか、火が消えたのだけ確認するのか、大丈夫だろうとそのままにするのか。 主人公はどうするのかと思ったら、それは書いてありませんでした。
晩秋の寒々とした朝。瀕死の吸い殻。火は命。小さな小さな灯火が消えたあとの虚しさ。 秋の物悲しさは吸い殻さえ詩的なものに変える。