「葬儀記」の感想
葬儀記
そうぎき
初出:「新思潮」1917(大正6)年3月

芥川竜之介

分量:約11
書き出し:離れで電話をかけて、皺《しわ》くちゃになったフロックの袖《そで》を気にしながら、玄関へ来ると、誰《だれ》もいない。客間をのぞいたら、奥さんが誰だか黒の紋付《もんつき》を着た人と話していた。が、そこと書斎との堺《さかい》には、さっきまで柩《ひつぎ》の後ろに立ててあった、白い屏風《びょうぶ》が立っている。どうしたのかと思って、書斎の方へ行くと、入口の所に和辻《わつじ》さんや何かが二、三人かたまっていた...
更新日: 2019/11/07
19双之川喜41さんの感想

 漱石の葬儀の 実録である。 久米をはじめ 小宮 野上などの 有名人の 名がみえる。 とうとつに 「死は 厳粛である」と 演説をはじめる御仁がいたりして 度肝を抜かれる。

更新日: 2017/02/23
あきらちゃんさんの感想

葬式の時の身の置き場のなさ、やりきれなさ、なんとなく分かるような