テキサスに 移住したところで 悩みが 拭い去られる ことに なるでしょうか。 新たな 更に 深刻な 差別が 待ち受けていることが 近ごろの 深刻な 宗教対立等を見ても 懸念されます。 ともあれ 初め 自費出版されたことからも 窺われるように 作者の 並々ならぬ 思い入れが 伝わります。 島崎の本名は 春樹とか。よがよなら ノベル賞ものかもしれないと思いました。
50年来存在を知りながら読んでいなかった作品である。 高校生のときこれを読んだ友人がとても暗い作品であったと感想をいっていたのでなかなか読む気になれなかった。 ようやく60を過ぎて読んでみた。私の年齢からくるものか、清々しい読後感。 主人公の苦悩の後の解放感が想像できる。 お志保、銀の助の存在が彼を救っている。 この後、自由の国アメリカヘ行き彼は幸せをつかむのだろうか? あるいは新たな差別に苦労するのだろうか?
人間と生き方について深く考えさせられる、悲しいけれども良い話しでした。
最後が物足りない。簡単に終わってしまった感じがする。
私は性同一性障害です。 いわゆるゲイです。 自分の性について若い頃は悩み苦しみました。 生まれついて私の言動に不審な点があったため、父と話し合いになり、カミングアウトしたところ、相当なショックを受けていました。 そして「隠して生きろ」と言われました。 人生を通しての秘密とは、非常に苦しいです。周りからは「あいつ、なんかおかしいよな」「気持ち悪い」等と揶揄され、私自身は恋のひとつも許されなかった。私はどう生きたら良いのか分からなかった。 そんな時、この作品に出会いました。生き方を変えるきっかけになりました。 最初は正直にぶっちゃけて、かえって苦境に立たされることがありました。職場を去らざるを得なくなりました。 そんな経験を経て、自らのハンデとうまく付き合い、「これも人生」と思えるようになりました。 ハンデを抱えて苦しむ方々に、是非読んでいただきたい素晴らしい作品です。私はこの作品で変わることができました。
瀬川丑松はエタの出身。父親から素性を隠せと言い付けられて、ずっと我慢していたが、運動家の連太郎の死をきっかけに、これからは自分はエタであると、堂々と宣言し胸を張って生きていこう、こそこそ逃げ隠れするのは止めようと、決心した。テキサスへの移民の夢を新たに抱いて、第二の人生を生きる❗しかし、全ての元凶は社会の差別化戦略にあり、当時の差別者全員に責任である。今風に言えば、謝罪と損害保証をせねばなるまい‼この意見に同意出来ない人は平成現代の部落差別主義者である。恥じ入りなさいい‼