「漱石山房の秋」の感想
漱石山房の秋
そうせきさんぼうのあき
初出:「大阪毎日新聞」1920(大正9)年1月

芥川竜之介

分量:約6
書き出し:夜寒《よさむ》の細い往来《わうらい》を爪先上《つまさきあが》りに上《あが》つて行《ゆ》くと、古ぼけた板屋根の門の前へ出る。門には電灯がともつてゐるが、柱に掲げた標札の如きは、殆《ほとん》ど有無《うむ》さへも判然しない。門をくぐると砂利《じやり》が敷いてあつて、その又砂利の上には庭樹の落葉が紛々《ふんぷん》として乱れてゐる。砂利と落葉とを踏んで玄関へ来ると、これも亦《また》古ぼけた格子戸《かうしど》...
更新日: 2022/02/22
19双之川喜41さんの感想

 「坊ちゃん」とか「わが猫」が  ここで書かれたかどうかは 分からないけど 蔦の枯葉の下に 呼び鈴を 探し  冬を知らない木賊の脇の 部屋に 新古和漢洋 が積まれ 津田青楓 ▫安井曽太郎 が掲げられ 「 文章 千 古事」 とあると言う。 保存されているなら 訪ねてみたいものであると思った。