「初蛙」の感想
初蛙
はつがえる

薄田泣菫

分量:約9
書き出し:一古沼の水もぬるみ、蛙もそろそろ鳴き出す頃となりました。月がおぽろに、燻し銀のように沈んだ春の真夜なか時、静かな若葉の木かげに立ちながら、あてもなくじっと傾ける耳に伝わる仄かなおとずれ——「くる……くる……くる……」と、古沼の底から生れた水の泡が、円く沼の面に浮びあがったと思うと、そのまま爆ぜ割れるような、それによく似た物の音を聞きますと、「ああ、もう初蛙が鳴いている……」と、誰でもがすぐに気付こ...
更新日: 2024/04/30
19双之川喜41さんの感想

 初蛙という 見立ては ありかもしれないけど マアク-トウエンの 蛙を 使って 賭けをして歩く 話しには 吹き出した。何故 その日に限って 蛙は 怠業を 決め込んだか という 想像もつかない 手口に 意表を つかれた。

更新日: 2015/12/18
b6226aa70d42さんの感想

風流だねぇ