「魚の憂鬱」の感想
魚の憂鬱
さかなのゆううつ

薄田泣菫

分量:約3
書き出し:池のほとりに来た。蒼黒い水のおもてに、油のやうな春の光がきらきらと浮いてゐる。ふと見ると、水底の藻の塊を押し分けて、大きな鯉がのつそりと出て来た。そして気が進まなささうにそこらを見まはしてゐるらしかつたが、やがてまたのつそりと藻のなかに隠れてしまつた。私はそれを見て、以前引きつけられた支那画の不思議な魚を思ひ出した。私は少年の頃、よく魚釣に出かけて往つた。ある時、鮒を獲らうとして、小舟に乗つて、村...
更新日: 2025/05/11
8eb05d040692さんの感想

渓流を優雅に泳ぐ山女魚も魚なら、沼で静かに獲物を待つ鯰も魚。魚も色々…

更新日: 2020/11/12
091ac1021992さんの感想

老魚の不気味