「魚の憂鬱」の感想
魚の憂鬱
さかなのゆううつ
薄田泣菫
分量:約3分
書き出し:
池のほとりに来た。蒼黒い水のおもてに、油のやうな春の光がきらきらと浮いてゐる。ふと見ると、水底の藻の塊を押し分けて、大きな鯉がのつそりと出て来た。そして気が進まなささうにそこらを見まはしてゐるらしかつたが、やがてまたのつそりと藻のなかに隠れてしまつた。私はそれを見て、以前引きつけられた支那画の不思議な魚を思ひ出した。私は少年の頃、よく魚釣に出かけて往つた。ある時、鮒を獲らうとして、小舟に乗つて、村...
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