「幕末維新懐古談」の感想
幕末維新懐古談
ばくまついしんかいこだん

03 安床の「安さん」の事

03 やすどこの「やすさん」のこと

高村光雲

分量:約5
書き出し:町内に安床《やすどこ》という床屋がありました。それが私どもの行きつけの家《うち》であるから、私はお湯に這入《はい》って髪を結ってもらおうと、其所《そこ》へ行った。「おう、光坊《みつぼう》か、お前、つい、この間頭を結《い》ったんじゃないか。浅草の観音様へでも行くのか」主人の安さんがいいますので、「イエ、明日《あす》、私は奉公に行くんです」と答えますと、「そうかい。奉公に行くのかい。お前は幾齢《いくつ...
更新日: 2025/01/11
65c8aadc88adさんの感想

双喜 光雲は ふとした ことから 大工になる 筈が 彫刻家に なってしまった。床屋の 安さんの 口入れによる。弟子入り 先の 高村東雲は 江戸名所図会を 専門に 刷った人という。そのことを 私は 知らなかった。現在 江戸名所図会は 出版社の 文庫本にも 収録されていて 知る人ぞ知る 名著であり 不思議な 縁が あるものだと 感じた。06:49 不二 遠望。