「灯籠」の感想
灯籠
とうろう
初出:「若草」1937(昭和12)年10月号

太宰治

分量:約15
書き出し:言えば言うほど、人は私を信じて呉《く》れません。逢うひと、逢うひと、みんな私を警戒いたします。ただ、なつかしく、顔を見たくて訪ねていっても、なにしに来たというような目つきでもって迎えて呉れます。たまらない思いでございます。もう、どこへも行きたくなくなりました。すぐちかくのお湯屋へ行くのにも、きっと日暮をえらんでまいります。誰にも顔を見られたくないのです。ま夏のじぶんには、それでも、夕闇《ゆうやみ》...
更新日: 2021/06/28
19双之川喜41さんの感想

 気が滅入るので 居間の燈を 50燭に 替えた。 少し明るくなって 走馬灯のようでもあり 一時 気持ちが 収まったような 気もしてきた。 年下の男に 貢ごうと 水着を 万引きして 捕まってしまう。 何処かで見たような 独白体であると 思った。

更新日: 2020/11/14
5aa7ac1702e7さんの感想

さみしい

更新日: 2018/04/25
ec538f32331eさんの感想

どんなに 辛いことがあっても、ありのままの自分を受け入れてくれる暖かい家族と一緒に食卓を囲んで、食事をすることができるのは、幸せ。

更新日: 2017/10/25
97d5792c0e16さんの感想

いかなる苦境理不尽にあろうとも、個人の心の中にある正義や暖かい風景を大切にしなければいけない。私は罪人であるが、この幸せな家庭の風景を誰が笑うことが出来ようかという主人公の勇ましいこと

更新日: 2017/04/03
f9f1884767e1さんの感想

常識や教養を授かる機会というのは、全ての人間が平等に共有し得るものではなく、金や境遇に恵まれぬ者らがそれらを知らぬからと云って、そう云った者達を気違いだ異常者だと弾劾するのは頭が足りないように思われる。とは言え、社会を成り立たせる規律こそが常識であり、それが損なわれることが如何に恐ろしいことかなど語る必要もない。そう云った悲しい矛盾を強く考えさせる作品と感じました。

更新日: 2015/08/08
5cd91b2fae8fさんの感想

身分の違い、人の違いがわかる作品。 彼女は幸せなのでしょう。