太宰治
親の死を見届けるために故郷に帰るという経験は未だ自分にはない。 盆休みで横浜には帰っているが未だ生家には顔を出していない。 芦屋からすれば、目と鼻の先にある親の家が遠いのだ。年老いた母と兄がいる。母は年のせいで流石にボケてきた。息子の帰りなど期待しなくなった。 太宰の母はどうだったのだろうか? 今でこそ古典的文豪になっている太宰を全く等閑に付していたのか?