「碧眼托鉢」の感想
碧眼托鉢
へきがんたくはつ

――馬をさへ眺むる雪の朝かな――

――うまをさえながむるゆきのあしたかな――初出:ボオドレエルに就いて「日本浪曼派 第二巻第一号」1936(昭和11)年1月1日

太宰治

分量:約17
書き出し:ボオドレエルに就いて「ボオドレエルに就いて二三枚書く。」と、こともなげに人々に告げて歩いた。それは、私にとって、ボオドレエルに向っての言葉なき、死ぬるまでの執拗《しつよう》な抵抗のつもりであった。かかる終局の告白を口の端《は》に出しては、もはや、私、かれに就いてなんの書くことがあろう。私の文学生活の始めから、おそらくはまた終りまで、ボオドレエルにだけ、ただ、かれにだけ、聞えよがしの独白をしていたの...
更新日: 2021/06/25
19双之川喜41さんの感想

 作家の読書は 食材の買付のようなもので 当たり前のことであり 感心する程のものではないけど ひろく 文芸誌にも 良く目を通しているのには 感心した。 駄文▫雑文の 自覚は あったようで 言い分けのようなことを 言い放つ。