「酒虫」の感想
酒虫
しゅちゅう
初出:1916(大正5)年6月「新思潮」

芥川竜之介

分量:約19
書き出し:一近年にない暑さである。どこを見ても、泥で固めた家々の屋根瓦が、鉛のやうに鈍く日の光を反射して、その下に懸けてある燕《つばめ》の巣さへ、この塩梅《あんばい》では中にゐる雛や卵を、そのまゝ蒸殺《むしころ》してしまふかと思はれる。まして、畑と云ふ畑は、麻でも黍でも、皆、土いきれにぐつたりと頭をさげて、何一つ、青いなりに、萎《しほ》れてゐないものはない。その畑の上に見える空も、この頃の温気《うんき》に中...
更新日: 2022/02/22
19双之川喜41さんの感想

 アル中の治療の 画期的な方法として 受け入れるわけには いかなかった。 酒は 驚くほど 多くの人を いろんな意味で 潤している。 その人たちを 失業させるわけには いかないのである。

更新日: 2016/05/21
小春さんの感想

最後以外は原典そっくりかな。登場人物は増えているけれどもう少しオリジナリティが欲しい。最後をうやむやにするのは藪の中みたいだ。