「煙草と悪魔」の感想
煙草と悪魔
たばことあくま
初出:「新思潮」1916(大正5)年11月

芥川竜之介

分量:約17
書き出し:煙草《たばこ》は、本来、日本になかつた植物である。では、何時《いつ》頃、舶載されたかと云ふと、記録によつて、年代が一致しない。或は、慶長年間と書いてあつたり、或は天文年間と書いてあつたりする。が、慶長十年頃には、既に栽培が、諸方に行はれてゐたらしい。それが文禄年間になると、「きかぬものたばこの法度《はつと》銭法度《ぜにはつと》、玉のみこゑにげんたくの医者」と云ふ落首《らくしゆ》が出来た程、一般に喫...
更新日: 2020/10/26
19双之川喜41さんの感想

 ホラーならぬ ホラバナシである。 悪魔は 牛飼いに 植物名を当てられて 煙草が 日本全土に 広まるきっかけを 作ってしまう。で 負けたけど 悪魔てきには 勝ったことになる 大人の 童話と思った。 笑いこけてしまう。

更新日: 2020/08/20
fea337f1422cさんの感想

子供の頃大好きであったが、大人になって読むとまた味が違う。 むしろ子供の私はこれにどんな魅力を感じていたんだろう。 久々に読めてよかった。

更新日: 2018/03/09
ayameさんの感想

p29、文が秀逸!

更新日: 2017/12/26
d27e0b9c452aさんの感想

良くあるような、笑える寓話と見せかけながらも、読者に「ハッ」と息を飲ませる鋭い見解の書き口が、非常に素晴らしいです。