「種梨」の感想
種梨
しゅり
田中貢太郎
分量:約3分
書き出し:
村に一人の男があって梨を市《まち》に売りに往ったが、すこぶる甘いうえに芳《におい》もいいので貴《たか》い値で売れた。破れた頭巾をかむり、破れた綿入をきた一人の道士が有《あ》って、その梨を積んでいる車の前へ来て、「一つおくれ」と言った。村の男は、「だめだよ」と言って叱ったが道士は動かなかった。村の男は怒って、「この乞食坊主、とっとと往かないと、ひどい目に逢わすぞ」と言って罵った。すると道士は言った。...
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更新日: 2016/10/31
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