「二つの手紙」の感想
二つの手紙
ふたつのてがみ
初出:「黒潮」1917(大正6)年9月

芥川竜之介

分量:約32
書き出し:ある機会で、予《よ》は下《しも》に掲げる二つの手紙を手に入れた。一つは本年二月中旬、もう一つは三月上旬、——警察署長の許へ、郵税|先払《さきばら》いで送られたものである。それをここへ掲げる理由は、手紙自身が説明するであろう。第一の手紙——警察署長|閣下《かっか》、先ず何よりも先に、閣下は私《わたくし》の正気《しょうき》だと云う事を御信じ下さい。これ私があらゆる神聖なものに誓って、保証致します。です...
更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 頭の中が お花畑または 夢見心地の人の手紙らしい。 なにやら同感できるような下りもあり 決して他人事ではなく 誰でもが あちら側に踏み込んでしまうことはないので安心と 断言できないところが 身につまされると感じた。